[05/16(水)更新]
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龍の章【ラシオスとガランダスⅢ】

龍殺しの呪いが発動し眠りから覚めたリィは、虚ろな瞳に映ったガランダスを影の爪で切り裂いた。 
「グァアッ」 
「ガランダス!?」 
胸に大きな裂傷を受けうめき声をあげるガランダス。 
突然の事態に困惑しながらも、ラシオスは剣を構え直す。 
『龍ハ、滅ぼスの……全部……ぜんブ……』 
「リィ、止めろ!」 
止めようと手を伸ばしたティフォンを易々と弾き飛ばし、次の標的を定めようとするリィを屈強な鋼騎龍が抑え込んだ。 
「味方を傷つけるなど……。やはり貴様は継界にとって害をなす龍契士だ!」 
「違ぇ、やめろラシオス!」 
ガランダスの制止は意味を成さず、ラシオスとリィは戦い始める。 
幼い容姿からは想像できないパワーとスピードに翻弄されながらも応戦するラシオス。そんな彼女に、ガランダスは悲痛な声を上げた。 
「止めてくれラシオス、お嬢を傷つけるな!」 
「まだこの娘を庇うのか!? お前を傷つけるような者が契約者など……私は認めない!」 
ガランダスは目を見開く。 
(アンタはまだ、オレのことを大事に思ってくれているのか?) 
ラシオスは光に満ちた剣先をリィに向ける。
「貴様を倒し、私がガランダスを解放する!」 

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