龍の章【昔話Ⅰ】

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ニースを見送った後、リューネは話を聞いていた時から気になっていた事を尋ねていた。
「貴方はどうして"完全なる魔導書"を詳しく知っていたの」
その問いかけに、リクウはばつの悪そうな顔をしてしばらく思案した後、覚悟を決めたように口を開く。
「"完全なる魔導書"の理論を構築したのは、私なのですよ」

遠い昔。 人と龍が長い争いを繰り広げていた頃。
「龍」を愛し「龍と人との共存」の夢を抱いた一人の男が、願いを叶えるために旅をしていた。
彼の思想に、人格に、力に惹かれて集った仲間達のうち、様々な知識に長けていたリクウともう一人の天才。
二人は彼の願いを叶えるために龍や魔導、世界の在り方まで研究の手を伸ばし、やがて継界に属する存在の魔力を利用して生み出す"完全なる魔導書"の創書理論を構築する。
それが世界を創り変える程の力を持つと知ったリクウは、創書の実行を拒絶した。
『強大すぎる力は厄災しか生まない。あの人の願いを実現する方法は他にあるはずです』
けれどもう一人の天才は臆する事無く当初の目的を遂行しようとする。
『この魔導書で継界を創り直す。それが彼の願いなのだから』
しかしその行動は、継界を維持する者達から危険なものと判断されてしまった。 

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