170817


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サリアは友との絆を、リューネは自身の志を、シルヴィは王の心を知り、龍契士達はそれぞれ試練を乗越え新たなる力を呼び起こした。
そんな3人が、同時にある一つの力を感知する。
力を辿った先は、狂幻魔が座す天城の内部。
そこにはイルムの前に倒れ伏す、自我を侵食されたガディウスの姿があった。
『魂の全てを龍へと捧げ、我が創書の礎となれ』

共にいたリューネから知らされた弟の危機。
焦るティフォンの目前に、突如パズルピースの大穴が出現した。
「どうも初めまして。無謀にも狂幻魔に刃向う皆様へ、
我が姫君からの贈り物をお届けに参りました」
大穴からひょっこり顔を出し、にこりと笑ってお辞儀する。
そんな魔術師の手には、天城へと直通する扉の鍵が握られていた。


サリア


イルミナから受け取った魔導書のうちの1冊は、サリアの前に異空間の扉を開いた。
その先で待っていたのは、解放の名を冠する光の龍王。
龍王はサリアが抱くデウス=エクス=マキナの外装部分を一瞥し尋ねる。
「神を救うための力を欲するか」
その問いかけに力強く頷いたサリアは、自身の剣に手を伸ばした。
龍王の試練を乗り越え、彼女を救う力を得るために。




龍王との戦いは熾烈を極め、サリアは防戦一方のまま歯を食いしばる。
傷つく身体と疲弊する心。しかし決して龍腕で握った剣を離すことはなかった。
絶対に諦めない。そう叫んだ瞬間、彼女の願いにフラグレムが呼応する。
「キミのお友達も、キミの力になることを願っているようだね」
フラグレムの力はサリアを包み、その背に友の翼を授ける。
『マスターと共に』
聞こえた声に頷いて、サリアは背負った機翼と共にその龍腕で剣を振るう。
一緒に、この試練を乗り越えよう。


リューネ


母から受け継いだ龍力。
それは全ての魂をあるべき姿へと還すことができる、唯一無二の力だった。
自身の力を正しく認識したリューネは、むき出しだった龍腕の力を龍鎧へと集約させる。
「正シキ姿ヲ得テ、汝ハ何ノ為二ソノ手ヲ使ウ」
トアの問いかけに言葉を発しかけるリューネ。その言葉を、別の誰かの言葉が遮った。
「君が青の契約者か」
リューネの前に現れたのは、彼女の行方を追っていたティフォンだった。




ティフォンは自身の弟が龍に蝕まれつつあることを話し、リューネへと協力を願った。
「弟を救う為に、その力を貸して欲しい」
その願いに、彼女は静かに頷く。
「私の力で誰かが救われるなら、私はその者達の為に力を使いたい」
リューネは初めて、自分に宿った龍力の使い道を見出した。
契約者の答えを聞き、トアは静かに呼応する。
「魂ヲ正シキ螺旋ヘト還スタメ、汝今コソ龍王ノ試練ヘト挑ム時」
そして開かれた、幻と無限の名を冠す龍王の扉。
リューネは試練へと挑む。
母から継いだ力を、正しく振るうそのために。


シルヴィ


「どうして追いかけて来ちゃったのかなぁ」
天城から一番近い風の神殿に辿り着いたシルヴィは、ようやく探していた裏切者の風龍王と再会を果たした。
「堅物な龍王達から連れ戻すように言われてきたんでしょ。せっかくボクから解放されたのに、本当にキミは何かに縛られるのが好きだね」
絶大な力で攻撃を仕掛けるリンシアに全力で応戦するシルヴィは、戦いの中で舞い散る龍王の羽根から、彼女の記憶と想いを垣間見ていく。

風龍王は消えかけていたシルヴィの魂の耀きを気に入り、契約者として生かす事で自分の側に置いた。
我儘や気まぐれも、全部彼女の愛情だった。
けれどやがてリンシアは気づく。
自分の側に縛り付けているままでは、シルヴィの魂が輝きを増すことはないのだと。




自分に縛り付けたままでは、あの魂の耀きをもう一度見ることはできない。
だからリンシアは、悪魔と共に行く形で、シルヴィを自分から解放しようとした。

全てを知ったシルヴィは、最後の一撃を振り降ろしながらリンシアへと叫ぶ。
「解放なんて望んでいなかった。私も一緒に、連れて行って欲しかったのに」
たとえ縛られていたのだとしても、王の側にいたかった。
敗北したリンシアはその言葉を聞いて、呆れたように笑いながら残りの力をシルヴィへと明け渡す。
「ボクや龍王達のために動くだけのキミの顔は見飽きちゃったんだ。だから今度は、何にも縛られない自由になったキミの顔を見せてよ」
受け取った風龍王の力にクァージェが呼応し、シルヴィへと新たな力を与える。
王との確かな絆を手に、シルヴィは自由の翼を広げた。

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